FC2ブログ

2020-05

Latest Entries

「MULESKINNER」!リルコミだあ

よく晴れた小平だったが朝晩の気温は凍えそうに冷える。大雪に見舞われている
新潟などの住人には笑われそうな寒さだけど。こんばんは。

110309_ms01.jpg

よくブルーグラスの歴史的名盤に取り上げられるのがこの1974年に発売された
ベストセラー・アルバム「MULESKINNER」である。私的にはここに収められている
♪Muleskinner Blues以下11曲の全てが歴史に残る新しい音楽=ニュースタイル
のブルーグラスだと考え、ゆえに大名盤であると思って大切にしている。メンバー
が最高である。ギター&ボーカルにクラレンス・ホワイト。Muleskinner Bluesの
エレキでのイントロは1938年、グランドオルオープリにデビューしたビル・モンロー
のマーティンD28のイントロを思い起こさせて泣かせる。こんなに深いエレキギター
が、ビル・モンローへの愛を感じさせるのだ。まさにクラレンスが存在して歴史的な
名盤が出来上がったといっても過言ではない。

次はこのアルバムのプロデューサーであり中心プレイヤーのリチャード・グリーン
だ。彼はここでフィドルとストリングスで絶妙なアレンジを聞かせてくれる。1960年
代ブルーグラス・ボーイズ時代ではパッとした活躍が残されていなかったが、ここ
では天才フィドラーぶりをいかんなく発揮、大活躍をしているのだ。お次はリードボ
ーカルのピーター・ローワン。彼とリチャードが揃うとロックバンド「シー・トレイン」を
イメージしてしまうが、当時のピーターはボーカルも曲作りも絶好調。ここでもラスト
に収録された♪Blue Muleを作詞作曲している。歯切れのよい高く澄み切ったボー
カルが特長で彼も60年代ブルーグラスボーイズに在籍した。

110309_ms02.jpg

バンジョーはビル・キース。ブルーグラスバンジョーに初めてクロマティックスタイル
を取り入れた改革のバンジョーマン。彼もブルーグラスボーイズで60年代活躍した。
そしてビル・モンローのことなら世界で一番知っていると言って憚らないマニアの
デビッド・グリスマンである。彼は1977年にドーグミュージックという新しいスタイルの
音楽を発表して大成功を収めたが、ここでは彼らしい♪Opus 57 In G Minorを収めて
いる。リズムに乗った非常に切れのよいマンドリンプレイが特長だ。もう一人、ベース
のジョン・カーンである。10年ほど前に惜しまれて亡くなったが、ジョン・カーンのベー
スこそメンバー全員から大切のされていた。彼は「オールドインザウェイ」でもベース
を担当している。そのときはジェリー・ガルシア、ピーター・ローワン、デビッド・グリスマ
ンがいた。信頼されていた証明である。

というわけでニューグラス・リバイバルほど強烈にロックした訳ではないが、親方ビル・
モンローの音楽を自分たち流に料理してみたら「こんな粋なものが生まれた」という
ブルーグラスファンにとってはまるで宝石箱のようなアルバムといえるのだ。大好きな
クラレンス・ホワイトはこのアルバム録音後1973年夏間もなく事故で亡くなった。
アルバム「MULESKINNER」はクラレンス・ホワイトに捧げられている。



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

«  | HOME |  »

APPENDIX

jin3

jin3

ササキジンの
Little Community
Talkingへ
ようこそ

--------------------
ご意見やご感想などは
こちらへ
--------------------

当ブログの管理を任されていた近江です。
2002年7月11日から2019年11月27日までの17年4ヶ月の長きに亘って続いたこのブログは本日をもって終了いたしました。
有難うございました。


MONTHLY

CATEGORIES

RECENT ENTRIES

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACKS

DVDの案内

CDの案内

    170101kameno.jpg

    Rocking' Chair
    収録曲
    1.Country blues
    2.Wall ofTime
    3.Banks of The Ohio
    4. Any Old Time
    5. Crazy
    6. I’m Coming Back But I Don’tKnow When
    7. I’ll See You in My Dreams
    8. Put Me On The Trail to Carolina
    9. No9 Train
    10. Warp your Troubles In Dreams
    11. Lullaby In Ragtime
    12. Rockin’ Chair
    12. When I’m Gone

    お買い求めは
    ●亀野達夫へ(¥2500国内は送料無料)メールで

    または
    BOMサービス
    ----------


    141015_0001.jpg

    Take Me In Your Lifeboat
    /The Blueside of Lonesome


    1.How Mountain Girls Can Love
    2.Blue Ridge Cabin Home
    3.Kentucky Waltz
    4.Let Him Go On Mama
    5.It's Mighty Dark To Travel
    6.Take Me In Your Lifeboat
    7.My Oklahoma
    メンバー:
    Yoshie Sakamoto / Vocal
    Masuo Sasabe / Guitar, Vocal
    Yasuhisa Kato / Mandolin, Vocal
    Ryukichi Hayakawa / Banjo, Vocal
    Hiromu Teshima / Fiddle, Vocal
    Akihide Teshima / Bass

    制作:The Blueside ob Lonesome
    技術:Ryukichi Hayakawa, Hiromu Teshima
    デザイン&絵:Ashura Benimaru Itoh

    リルコミの紹介
    ----------
    130320IMG.jpg
    SOMEDAY/Yoshie Sakamoto
    1. My Shoes Keep Walking Back To You
    2. Someday
    3. Till A Tear Becomes A Rose
    4. Here Comes My Baby Back Again
    5. If My Heart Had Windows
    6. Blue Kentucky Girl
    7. I'll Take Care Of You
    8. You Take Me For Granted
    9. Under Your Spell Again
    10. In The Garden
    11. You Ain't Woman Enough
    12. We Must Have Been Out Of Our Mind(Duet with Takaaki Sakamoto)
    13. We'll Meet Again

    CDの購入はメールでこちらへMAIL
    1枚2,500円+送料

    坂本愛江の HP


    ----------
    IT'S A CRYING TIME


    Banjo-Eiichi Shimizu
    Guitar-SatoshiYamaguchi
    Mandolin-Kazuyoshi Ohnishi
    Bass-Akira Katsumi
    Fiddle-Morishige & Takada
    売価 ¥1980
    お問い合せ
    ビーオーエムサービス
    ●解説のリルコミ
    「IT'S A CRYING TIME」CDで復活!リルコミだあ

    ----------
    A New Peace Within / LEONA 111022.jpg

    1. A New Peace Within
    2. International Date Line
    3. Little Cabin Home on the Hill
    4. Endless Summer
    5. Close By
    6. Roly Poly
    7. Cherokee Shuffle
    8. Life's Inspiration
    9. Gypsy Spin
    10. Shade's of Blue
    11. Nobody's Love is Like Mine
    12. Soldier's Joy
    ●解説のリルコミ
    本日は臨時号です!リルコミだあ
    オフィシャルHP
    ----------
    「Hello, Old Friend」 cd_tq1.gif

    Tequila Circuit/Hello, Old Friend
    定価¥2,500
    ●CDのHP
    ●解説のリルコミ
    /テキーラ・サーキットのnew CDだよのリルコミで~す

書籍の案内

お知らせ

    当ブログはOperaではレイアウトが崩れることがあります。 Opera以外のブラウザでご覧下さい。
    メールアドレスは不定期に替えています。 メールでのお便り、ご意見、ご要望、などの際はメルアドの確認をお願いします。

    ササキジンへのご意見ご要望はこちらへ
    ブログのテクニカルな質問などはオーミへどうぞ