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鈴木カツ著「FOLK MUSIC U.S.A.」は絶品の味わいだ!リルコミだあ
夜から寒くなるし雪も降るらしいとなれば灯油の在庫が
気になった妻に付合ってスタンドへ。「ササキさん、明
日の午後からガソリンが値上げだよ」店長の迫力の声が
響く。何でも、アメリカの原油市場がまた上がったので、
自動的にスライドしてメーカーから値上げの通達が店に
届いたという。つまり、ただいまが145円だから、最
低148円となるのは必至。「リッタ-150円になる
かも」と目を丸くして驚く店長。「困るんだよ」こんな
にちょくちょく上げられちゃあと、うんざり顔。「灯油
はどうなるの?」と、目の前の灯油の値段を心配する妻
を遮って、「きょう入れといた方がいいよ、うん」と売
込む。「あ、灯油はおんなじだからね」落語家のように
店長、笑顔を妻に向けた。原油高に振り回されるスタン
ド。「全然もうからない値上げだから困る」だって。
こんばんは。
Folk Music USA

元は、築地エニ-オールドタイムのマスター、現在は音
楽評論家の鈴木カツさんから、自著になる2册の新刊本
が届いた。「FOLK MUSIC U.S.A.」(2,000円+税)
はシンコ-・ミュージック・エンターテイメントから発
売中だが、装丁を含めたトータルデザインが非常に優れ
ていて目にやさしく読みやすい。記事は「パート1」か
ら「パート12」に分けられて、そこにパート別の解説
コラムとレコード・レビューが加えられている。この手
法に於いて著者は独自の説得力を持ち、ここで見事な集
大成に結実しているようだ。CDライブラリーの棚にこ
の一冊が加われば、ルーツ系の好きな私にはまさに「C
Dの友」になって夜が楽しくなる。パート8ではビル・
モンローが紹介される。ボブ・ディランが「ビルのかん
高い声は魅力的だ」というインタビューが印象的だった。
500タイトルにも及ぶアルバム・ライターには、宇田
和弘さんや古屋克己さんの名前を見つけた。
こだわりアメリカンルーツミュージック事典

こちらはNHK出版からの「新書」で「こだわりアメリ
カン・ルーツ・ミュージック事典」~先駆者60人の足
跡~である。さまざまな音楽がアメリカから今も発信さ
れて衰えを見せない。特に日本は顕著にその影響を受け
ている。しかし、ポップにもロックンロールにも「ルー
ツ」がある。多様なルーツ・ミュージックが、ポップや
ロックンロールの形成に影響を与えている。著者は「レ
コード・コレクター誌」~アメリカン・ミュージックの
パイオニア~の連載を通してこの本の執筆をはじめた。
ジャズ、カントリー、ソウル、ブルース、フォーク、ブ
ルーグラスなどのジャンルから選りすぐったルーツ系ミ
ュージシャン、60名の「フーズ・フ-」である。解説
は著者と関係が深いなぎら健壱氏。900円。発売中。
アメリカン・ミュージックの古典に耳を傾けよ!との宣
伝コピーを見つけたが、私などは「まさに!」とうなず
くばかりであった。それにしてもカツさんは、ますます
快調のようである。
気になった妻に付合ってスタンドへ。「ササキさん、明
日の午後からガソリンが値上げだよ」店長の迫力の声が
響く。何でも、アメリカの原油市場がまた上がったので、
自動的にスライドしてメーカーから値上げの通達が店に
届いたという。つまり、ただいまが145円だから、最
低148円となるのは必至。「リッタ-150円になる
かも」と目を丸くして驚く店長。「困るんだよ」こんな
にちょくちょく上げられちゃあと、うんざり顔。「灯油
はどうなるの?」と、目の前の灯油の値段を心配する妻
を遮って、「きょう入れといた方がいいよ、うん」と売
込む。「あ、灯油はおんなじだからね」落語家のように
店長、笑顔を妻に向けた。原油高に振り回されるスタン
ド。「全然もうからない値上げだから困る」だって。
こんばんは。
Folk Music USA

元は、築地エニ-オールドタイムのマスター、現在は音
楽評論家の鈴木カツさんから、自著になる2册の新刊本
が届いた。「FOLK MUSIC U.S.A.」(2,000円+税)
はシンコ-・ミュージック・エンターテイメントから発
売中だが、装丁を含めたトータルデザインが非常に優れ
ていて目にやさしく読みやすい。記事は「パート1」か
ら「パート12」に分けられて、そこにパート別の解説
コラムとレコード・レビューが加えられている。この手
法に於いて著者は独自の説得力を持ち、ここで見事な集
大成に結実しているようだ。CDライブラリーの棚にこ
の一冊が加われば、ルーツ系の好きな私にはまさに「C
Dの友」になって夜が楽しくなる。パート8ではビル・
モンローが紹介される。ボブ・ディランが「ビルのかん
高い声は魅力的だ」というインタビューが印象的だった。
500タイトルにも及ぶアルバム・ライターには、宇田
和弘さんや古屋克己さんの名前を見つけた。
こだわりアメリカンルーツミュージック事典

こちらはNHK出版からの「新書」で「こだわりアメリ
カン・ルーツ・ミュージック事典」~先駆者60人の足
跡~である。さまざまな音楽がアメリカから今も発信さ
れて衰えを見せない。特に日本は顕著にその影響を受け
ている。しかし、ポップにもロックンロールにも「ルー
ツ」がある。多様なルーツ・ミュージックが、ポップや
ロックンロールの形成に影響を与えている。著者は「レ
コード・コレクター誌」~アメリカン・ミュージックの
パイオニア~の連載を通してこの本の執筆をはじめた。
ジャズ、カントリー、ソウル、ブルース、フォーク、ブ
ルーグラスなどのジャンルから選りすぐったルーツ系ミ
ュージシャン、60名の「フーズ・フ-」である。解説
は著者と関係が深いなぎら健壱氏。900円。発売中。
アメリカン・ミュージックの古典に耳を傾けよ!との宣
伝コピーを見つけたが、私などは「まさに!」とうなず
くばかりであった。それにしてもカツさんは、ますます
快調のようである。
コメント
ルーツ・ミュージック
♪ご紹介、ありがとうございます。『フォーク・ミュージックU.S.A.』でのディスク・ガイドですが、カラー写真でジャケットを見ると、もうひとつのアメリカ・カルチャーを感じられますね。ビルモンのデッカ盤『ブルーグラス・タイム』って、ロックしてますね。『こだわりアメリカン・ルーツ・ミュージック事典』ですが、NHKらしい堅い表題となりましたが、まあエッセイ風のミュージシャン紹介を心がけたつもりですが・・・。それにしてもビルモンのブルーグラスって、聴けば聴くほど、奥が深いですね。モンロー・ブラザースのハーモニーにも最近興奮してます!手前味噌ですが、フランク・シナトラ、レイ・チャールズ、サム・クックなどと同列に、ビル・モンロー、フラット・スクラッグズ、スタンリー・ブラザースなどが語られている本っていいいですよね!!